落合斎場 葬儀式総合案内

「遺影はモノクロ写真、祭壇には洋花」が故人の遺志
母方の祖母のお葬式を忘れることができません。祖母は6年前、リンパ腫で長い闘病ののちに亡くなりました。病床にあったときに祖母は自分の葬儀について、喪主となる伯父夫婦にいろいろ希望を話していたそうです。伯父もその遺志を尊重した葬儀にしました。

祖母の遺言の一つは、遺影。ほとんどの葬儀では、比較的最近に撮影した写真を選びます。もちろんカラー写真です。ところが祖母が自ら選んだのは、50年も前のモノクロ写真。私は祭壇に飾られたその写真を見て驚きました。「おばあちゃんにもこんなに若くてきれいな頃があったんだ」と。

それが祖母のねらいだったのでしょう。考えてみれば最近の写真はだれもが知っている顔なわけで、特に女性の場合、最後の姿として自分の一番美しかったときの顔を見せたい、というのが自然な感情だと思います。常識にとらわれない祖母の感覚にも感心させられました。

もう一つが祭壇を飾る花。これも多くの場合、白い菊が中心になります。それにほかの花を加える場合も白が基調になります。ところが祖母の祭壇には菊が一輪もありませんでした。

ランやバラ、カーネーションといった洋花で、それも薄紫が基調でところどころに白や淡いピンク、青が混じっていて、祭壇を見た女性陣は口々に「きれいねえ。こんなきれいな祭壇見たことない」と言っていました。どれも祖母の好きだった花、好きだった色だそうです。落合斎場 葬儀式総合案内

闘病で苦しんだ祖母でしたが、みごとな最期を自分で演出して逝ったのだと思います。

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2013年2月16日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:落合斎場

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